【資産運用】従業員持株会制度を利用する3つの理由

(4)お金のストレス解消
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どうもコンタカです。

上場企業の多くや、一部の未公開企業の中で、従業員持株制度がありますよね。
これ株式投資で失敗しまくっている私にとって、数少ない成功している資産運用であります。
自分としては、持ち株会制度がある方には、是非お勧めしたい運用ですのでそのあたり記載していきたいと思います。

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1.従業員持株会の仕組み

ご存知の方が多いと思いますが、名前の通り「従業員が自社の株式を保有することができる制度」ですね。
福利厚生の一環として設定されていることが多く、一般的には給与天引き方式で、会社の持株会が
従業員から資金を集め、それを原資に、定期的に自社の株式を購入する仕組みです。

1,000円と少額からスタートでき、且つ、購入に当たり奨励金(5~10%)が出ることもあります。

2.やる理由①:5~10%の奨励金により、市場価格より安く買える

まず、購入に当たりでる奨励金ですね。

買った瞬間に5%~10%勝っている投資は、世界広しと言えど、従業員持ち株会しかないと思います。
実際は5%~10%は税前なので、税後3~7%ほどだと思いますが、それでも非常に割は良いです。

これは一般的な配当利回りが2~3%と考えると、1年~2年分の配当を買った瞬間にゲットしていることになります。
逆に、買った時より3%~7%下落までなら「損失ゼロ」ということになります。

また、短期的な株価の上下は会社以外の複数の要因によって左右されますが、理論値では、一定の利益を出している会社は、長期的には株価があがります。

まさに、PBRという指標の考え方なのですが、

PBR=1株当たり、純資産の何倍の値段が付けられているか

計算式で言うと、PBR=株価÷1株当たりの純資産で計算されます。

例えば
株価1000円÷1株当たりの純資産1000円は、PBR1倍となります。

理論上は上記のように、「株価」=「1株当たりの純資産」の1倍という状態であれば、仮に会社が解散したときに、株価と同額の金額がもどってくるイメージです。

1倍以下であれば、解散した時に戻ってくる金額の方が大きく、現在の株価は割安と言え、
1倍以上であれば、解散した時に戻ってくる金額の方が小さく、現在の株価は割高と言えます。

そして、なぜ安定的な利益を出す会社の株価が上がっていくかというと、

初年度の業界平均PBRが0.5倍、A社株価が1000円、1株あたり純資産が2000円、A社のPBRが0.5倍の会社があったとします。

ここから当期純利益から配当を引いた1株あたりの利益が毎年100円×5年あったとすると、1株あたり純資産は5年後には、2000円+100円×5年=2500円となります。
業界平均のPBRが0.5倍のままだとすると、A社株価は1250円となり、+250円となります。

と、理論値で考えると、利益が増えれば増えるほど株価は上がる可能性が大きいのです。
このあたりが株式投資が、
・ゼロサムゲーム(勝った人がいれば、必ず負ける人がいる)ではなく、
・プラスサムゲーム(全員勝つ可能性がある)
と言われる所以ですね

3.やる理由②:ドルコスト平均法が使える

ドルコスト平均法とは、毎月など定期的に定額を購入する投資法です。
相場に関わらず購入額が固定されるため、基準価額が高い時には購入口数が少なく、基準価格が低い時には購入口数が多くなります。

大きく勝つためには1点買いがよいですが、その買う時が底か、どうかは結果を振り返った時に初めて分かる為、リスクが高くなると考えます。
プロでも、完璧に読むことは不可能です。
また、精神的プレッシャーで仕事が手に付かなくなることもしばしばです。

論より証拠。
・毎月1口ずつ買う方法と、
・毎月1万円ずつ買う方法(ドルコスト平均法)を、
花王、日清食品、ソフトバンクの20年4月~9月で比較してみました。

総じて、1万円ずつ買うドルコスト平均法の方が、1口あたりの買い付け価格が安くなってますよね。
爆発的に儲けは出ませんが、「負けない投資」と言えると思います。

投資信託でのドルコスト平均法は、どの証券会社でも採用しておりますが、一般株式でドルコスト平均法が出来る会社、特にネット証券は少なく、ドルコスト平均法が使えるというのはメリットだと思います。

4.やる理由③株を持っている会社に自分から働き掛けができる

個人的には、このメリットが大きいです。
通常、もっている株式はその株式が上がるか、どうかは、他力本願です。
株主総会で選任された取締役の皆様に業務を丸投げしております。

「一般株主も株主総会で意見することができるじゃないか?」
と思われるかもしれませんが、意見は、やはり意見に過ぎず、会社を大きく動かすことにはまずなりません(大株主を除く)。
また、一般株主がもてる情報はリリースされている表面的なものしかなく、内部まで深く入り込んで意見をすることはできません。

一方で、自分の会社の株を持ち、その会社で働くことは、深くその会社を理解し、そして提言し、株価上昇に繋げていることに他なりません。

自分の大切な資産を他人に任せるのではなく、自分自身で唯一、操作可能なのです。

サラリーマンは成績上げても給料はあまり変わらず・・・みたいなモチベーションに
風穴を開けることが出来ます。

全社で利益があがれば、その分、株価も上がるのですから。

大会社だから自分の力の影響は少ないよー、と思うかもしれませんが、
全ては小さいことの積み重ね、そして無理やりにでも株価上昇につながっていると考えてください。

仕事に対するモチベーションはいろいろあると思いますが、「この嫌な仕事も自分の資産を上げる為にやっているんだ!」という気持ちは、精神衛生上、とてもよいです

5.最後に

以上、従業員持株制度をやる理由を3点述べさせて頂きました。

ちなみによく言われる従業員持ち株制度のデメリットですが、
・直ぐに売ることが出来ない
 →「やる理由③」により、長期的に持つことによる「働き方」への影響が大事なのです。

・給料も資産も1極集中でリスクが高い
 →「やる理由②③」で株価下落局面こそドルコスト平均法が強い(倒産になってしまってはダメですが)、また、「働くこと」と「資産運用」が同じだからこそ、自身の精神面含めた相乗効果が期待できる

と、自分にとってはデメリットとは感じませんでした。
以上、ご参考まで!

コメント

  1. […] […]

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