コンタカです。
前回の続きで、鬱で休職した後のその後を記載するとともに、休職中にやってよかったこと、悪かったことを整理していきたいと思います。
1.休職が決まった直後
産業医に駆け込んだところ、「軽い鬱」の診断。
自動的に1か月の休職が決まった。
当時の心境としては、安心した・・・本当に心の底から安心した。
明日から会社に行かなくて良いんだ、メールを見なくて良いんだ、怒鳴られずに済むんだ、と思った。
一方で、休職が決まった直後に最低限の引き継ぎをしないといけないのだが、この瞬間は気まずいなんてものではなかった。
周囲からは好奇な目で見られ、、、もし体が限界を超えていなかったら、あの雰囲気はとても耐えれるものではないと思う。
その後、家に帰った。。。。そして、泥のように眠った。。ストレスから解放されたからか、今までの睡眠障害が嘘のように、グッスリ眠ることができた。

2.休職期間中にやったこと
休職期間は2カ月間。軽い鬱だったこともあり、割と早く、普通の状態に戻れたと思う。
休職期間中にやって良かったこと
やって良かったことを記載するが、これはある程度、鬱症状が治まってからでないと厳しいと思う。くれぐれも無理はしない方が良いです。
○散歩などの軽い運動
軽い運動は、抗鬱剤の薬と同様の効果があると、数々の文献で言われている。これは本当だと思った。家にいる時にブラックな考えが生まれると、それがどんどん深みに嵌っていく。これが不思議なことに、歩きながら考えると、解決の糸口を見つけたり、「まあ、いっか」と思えるのだ。
薬や酒で誤魔化すより、副作用なしの本当に優れた方法だ。
ポイントは、「ネガティブな暗い考えは、歩いているときはどれだけ考えてもよい」と考えること。
そうすると、
・悩みが深ければ深いほど、歩くことになり良い運動になる。
・また、家にいる時に悩んでも「あっ、これは後で歩くときに悩もう!」と切り替えができる。
○何かしらの勉強
休職すると、社会から取り残された気分になり、これがまた厄介だ。
特に、平日の昼間は「みんなはこの時間、働いているのに・・・」と負の感情が生まれてくる。
これを防いでくれるのが、「勉強、または読書」である。
ポイントは、仕事と間接的に絡む事を学ぶことが重要である。
直接に絡む内容だと、仕事の事を思い出し、鬱が発症してしまうからだ。
例えば、輸入業務をやっているとすると、
・「貿易実務の勉強」は直接的な勉強。これは良くない。
・「英語の勉強」は間接的な勉強。これがおすすめ。
この、自分も少しは仕事に役立つことをしているという感覚が非常に重要だった。この勉強に熱中することで、負の感情は減らせることができる。
○規則、正しい生活
上の勉強とも絡むけど、規則正しい生活は本当に重要だと思う。。
そこまで大変なことではなく、夜23時ごろに寝て、朝7時ごろ起きる。
そして、朝9時ごろから3時間ほど勉強して、昼休み。
また、そこから、また3時間ほど勉強(散歩も可)して夕飯。
というように、ある程度、時間ごとの区切りを決めて行動するとスムーズな復帰に繋がる。
人は、何かを始める時が一番ストレスを感じると思う。その何かを始めるのを習慣化することで、そのストレスを軽減できる。その習慣化は休職期間中にできるだけ育てておいたほうが良い。
休職期間中にやって良くなかったこと
×酒を飲むこと
あまり、酒に対しての知識がなく、鬱の薬を飲みながら、酒も飲んでいた。また、鬱自体も酒が引き金になっているとは考えていなかった。もちろん、働いているときに比べれば圧倒的に量は減ったものの、継続して飲んでしまっていた。
結果、酒を飲む習慣というのは治っておらず、これは復職後にも苦しむことにもなった。
×環境を変えなかったこと
休職中に何度か産業医との面談があるが、異動の申し立てをしなかったことが悔やまれる。当時は突然休んでしまった後ろめたさと申し訳なさで、あまり会社に対して強く言えなかった。
唯、この申し立ては休職期間中が一番効力を発揮するときである。元の職場に戻ってしまうと、多少は業務の調整は効くかもしれないが、根本は変わらない。自分も、同じ状況にまた陥り、苦しむことになった。
この時、しっかりと業務の変更をお願いしておけばよかった。

3.職場復帰後の精神の保ち方3つ
最初の業務調整期間中は、思いっきり甘える(無理しない)
恐らく、最初は周りも気を使って少なめの業務、定時帰りが約束される。
この時、絶対無理をしてはいけない。自分は、今までの休職して申し訳ない思いから張り切ってやってしまった。このタイミングでの無理は、鬱を再発させることに繋がる。自分は運よく、産業医から指導が入り、表面上は「嫌々」定時帰りが強制されることになり、結果として助かった。
初日は怖い
初日は怖い。。晒し者になる。。異動した直後や新人の時の晒し者をは意味合いが違う。なんか、敗者をみんなで見るような、屈辱的な晒し者だ。
ただ、これは仕方がない。また、晒し者になるといっても、最初の1時間だけだ。加え、1日我慢すれば、もう周囲から好奇の目に晒されることもない。周りも忙しくて、自分が思うほど、意識はしていないのが実情だ。
戦力外か・・・という疎外感
これは、逆転の発想をした。戦力外でもプロ野球選手とは違って、みんなと同じ程度の給料がもらえる。活躍してなくても、給料が貰えるなんて凄いことだ。
それに加え、時給換算をしてみる。大学時代の肉体労働で1時間1000円と、今、デスクにすわっているだけの1時間1000円。圧倒的なコスパの違いに驚くはず。
これで乗り切った。
4.最後に
偉そうに書いたが、肝心の酒の習慣は抜け出すことが出来なかった。
また、復帰後はもとの職場に戻った。
仕事の総量、およびパワハラ上司の多少の気遣いにより少しは環境は良くなったものの、根本的な解決にはならず、苦しむことになった。
そして、そのストレスを酒で調整していくというのは変わらず、大きな改善にはならなかった。
酒による睡眠障害と鬱により2回目の休職するか・・・というところまで追い込まれたが、パワハラ上司が問題になったのか、、、理由は定かではないが、自分も上司も異動となり、2回目の休職とはならず、何とか現状までやり過ごしている状況だ。
酒は・・・厄介だ・・・

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